↓サイト内検索はこちらから↓

走水神社@神奈川【女子力アップ横須賀風物百選】

汐入駅から馬堀海岸駅駅へ移動し、今度は京浜急行バス観音崎方面へ8分の「走水神社」で下車。
もちろん全て、よこすか満喫きっぷの利用です。
次の目的地への通過点でしたが、名前に惹かれて寄ってみました。
いざ、走水神社のおてなみ拝見!

広告

横須賀風物百選、走水神社

例の如く、ご利益を理解しないまま参拝に向かってしまった私。(^_^;)
バス停降りて目印の旗に従って進む、住宅地の奥にうっすら見える鳥居。

小さな地元の神社だろうと思い行きましたが、こちら「横須賀風物百選」に選ばれている神社とのこと。

しかも、古くは古事記日本書紀にも出てくる地名。
この2ついうと思い浮かぶその人物はそう、日本武尊

日本武尊といえば、三峯神社宝登山神社のブログでも書きましたが、頻繁にあちこちで山火事に遭っている消防士のモデルとなった神様。(^_^;)
なので陸のイメージが強いけど、実はここ走水から上総国へ(現在の千葉)へ海を超えています。
その際の伝説が御由緒となりますが、それは後ほどご説明。

平べったいタイプの狛犬さんにご挨拶して、お邪魔しま〜す。

走水神社の境内詳細

鳥居をくぐると、住宅地の奥とは思えない広い敷地。
その奥に石段と本殿が見えます。

手水舎&御砂倉

まずは、石段前の左手にある手水舎でお清め。

こちらは、地下30mからのミネラルを含んだ湧水
かつて宿場町として栄えたこの地では、船の飲料水として利用されていたそうです。

そして、手水舎の横には「御砂倉」とか書かれた小屋の中に入ってるお砂。
神社のお砂といえば、草津の西の河原にあった草津穴守稲荷神社を思い出します。

こちらも同じく厄除けにご利益のあるお砂で、社務所でお守りをいただけばお砂用の袋もいただけるそう。
丁度いただいてる方がいて、このお砂について詳しい説明を受けていたので横で盗み聞き!(笑)

走水神社の御由緒とお砂について

まず、走水神社の御祭神はこちらの二柱。
日本武尊(やまとたけるのみこと)
弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)

日本武尊一行は、焼津、厚木、鎌倉、逗子、葉山を通りこの走水という地に辿りつき、しばしば滞在。
(その時に走水神社創建)
そして準備が整い、海を渡り上総国へ向かおうとしたところ、海が荒れ狂い船が沈没しそうになる。
その時、妻の弟橘媛命が海の神様の心を沈めるために自分の身を捧げ海を沈め、日本武尊一行は無事に上総国に到着したというお話。

…なんですが、その7日後のこと。
なんと、丁度滞在中に住んでいた浜に弟橘媛命のが打ち上がったのです!
弟橘媛命が日本武尊と過ごした場所を思い出し帰ってきたと言われており、その浜のお砂を厄除けとしてこちらでお配りしています。

記念碑・顕彰碑など

他にも見どころが多い走水神社。
ただ、正直何がなんなのかはよくわからない。(^_^;)
しかも、公式サイトでも割と説明はざっくり。
露国機械水雷(画像右下):説明無し
包丁塚(画像右下):包丁と鳥獣魚菜類等食物に感謝

針の碑(画像左上):針と衣類等に感謝
弟橘媛命舵の碑(画像左下&右):弟橘媛命の顕彰と海の安全と平和を祈る

基本、感謝したり祈ったり。

海を見渡せる社殿

細かい見所はサクサク〜っと周って、石段の上の社殿に向かいました。
結構高さのある石段なので、気をつけて登ってくださいね!

そんなに大きくないけど、明るくていい雰囲気の本殿で二拝二拍手一拝して、前を見てフと気づく。

ガラス戸に写る景色、もしや…

振り返れば、そう海!

参道(石段)を真上から見下ろす感じが、す〜っごく気持ちの良い景色。
この後に巡る神社からも海が見えたのですが、横須賀の神社は素敵な景色が多いという事を今回知れて良かったです。

そして、こちらの走水神社、ここで終わりではなくこの社殿からさらに奥があるのです。

手書きMAPがあるのでこちらを参考に、まずは本殿の右側から。
稲荷神社は補強中?

その横には、旧別宮。

ややこしいことに、社殿以外に別宮があってその別宮が新旧ある。(汗)
ちなみに、新別宮は本殿の左側にあります。

でもそっちに行く前に、是非こちらも忘れずに!

水神社の河童の恩返し

旧別宮の左脇に小さな道があり、奥の山肌に穴が開いてます。
近づいてみると、河童が二匹?!

小さな水神社
その昔、走水神社の裏山にあった清流に河童が沢山いて里に降りては悪さをしていたそうな。
いつか懲らしめようと思っていたところに、突如村を襲う津波!
そこで、普段は悪さをしていた河童達が、大きな岩を運んで堤防を作り岩を支えてくれたという良いお話。
と思いきや、その津波でいたずら河童達は一匹残らず津波の犠牲になってしまいました。(泣)
そんな河童達に感謝の心を忘れないよう、村の守り神として祀ったのがこちらの水神社なのです。

河童のお話は全国のお寺に多く、大抵は悪い河童がいい子になり大団円な話が多い気がしますが、こちらは少し悲しいお話でしたね。

新別宮〜旧稲荷社

続いて、社殿の左側。
さらに山の上に登る道が続き、旧社が多い。

まずは、社殿お隣の新別宮

次に、神明社をくぐり、山の中へ。

山道の登り階段なので、足元にお気をつけて!
少し上がると旧稲荷社がありますが、これが凄い。

なんというか…一般のお社とは違うたたずまい。

逆に凄みがある。

そして、頂上にあるのがお三の宮。
神明社 (天照大御神 あまてらすおおみかみ)
須賀神社 (須佐之男命 すさのおのみこと)
諏訪神社 (建御名方神 たけみなかたのかみ)

そして、こちらからも振り返れば海。

神様からはいつも穏やかな海が見える素敵な神社。
30分程の滞在でした。

広告

御朱印・ご利益

走水(はしりみず)の地名の由来は、神社の地下から湧き出ていた地下水とのこと。
意外にもご利益は水とは関係ない、女子力アップ。
弟橘媛命が夫を助けるために自ら犠牲になった伝説が由来らしいのですが、献身的な女性からきてるらしい。
「女性らしさを取り戻す地」として、女性に人気のパワースポット。
甦れ、私の女子力♡(笑)

御朱印の初穂料は500円。

走水神社の詳細
神奈川県横須賀市西浦賀1-1-13
046-841-0179
馬堀海岸駅から観音崎行きバスに乗り「走水神社」下車。徒歩2分。
公式サイト

大泉寺の水琴窟

走水神社のすぐ隣に、大泉寺というお寺があります。
中には入らなかったのですが、入口でちょっと面白いもの発見。

小さなお地蔵様の謎の筒。

水琴窟(すいきんくつ)

日本庭園の装飾の一つですが、お地蔵様に水をかけて少し待つと、左にある筒の中から不思議な金属の様な音が響く。

水琴窟の音

仕組みは単純で、地中に設置した瓶に水が落ちた時の音らしい。
1800年ごろの江戸時代に作られた、おとの芸術

聞こえてくるのは今の水の音だけど、江戸時代からの音みたいだね。

走水神社&水琴窟、結構なおてまえでした★

棗 一期: 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。 ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、 一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ! なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ! 人生楽しんだもん勝ち!