亀戸天神社@東京【菅原道真の謎に迫る】

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元祖くず餅船橋屋で美味しい抹茶アイスのあんみつを食べてご満悦。
そのまま徒歩2分ほどの場所にある、亀戸天神社に行きました。
そして、今回は菅原道真公が天神になった由来や、天神様が出てくる童歌「通りゃんせ」の意味を深掘り❣️
いざ、亀戸天神社のおてなみ拝見。

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童歌「通りゃんせ」の歌詞の意味

⚠️通りゃんせの天神様の細道の舞台はこちらではなく、神奈川県小田原市や埼玉県川越市と言われています。
しかし天神様繋がりでどうしても気になってしまい…冒頭からの脱線ですがお許しください🙇‍♀️💦

天神様の細道

通りゃんせ、通りゃんせ。(通りな、通りなさいな)
ここは どこの細道じゃ〜(ここはどこの細道?)
天神様の細道じゃ。(天神様の細道だよ)
ちっと通して下しゃんせ〜(ちょっと通してね〜)

亀戸天神

通りゃんせは歩行者用信号でも流れたりするので、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
ちなみに天神様とは、平安時代の学問の神様:菅原 道真のことを指したりもします。

そしてこの歌は、実は怖い童謡❓と言われているのも有名。😱
しかし、それ以前に何よりも私が気になったのは、この直後の歌詞。

御用のないもの 通しゃせぬ
(御用の無い者は、通しはしません。)

いや、最初に通りなさいって行ってきたのそっちじゃん〜‼️🫵🏻😂
それなのにまさかの「通しません❗️🖐🏻😠🤚🏻」
しかも、その後がさらに耳を疑う💦

いきはよいよい かえりはこわい

この子の七つのお祝いにお札を納めに参ります

そう告げると…

行きはよいよい 帰りはこわい

支離滅裂、そして今度はまさかの脅し⁉️😂
結局通してもらうのですが、その後どうなったのかが不明なため様々な説が発生したのでしょう。

関所を通る説、神隠し説、飢餓による口減らしや人柱説、奉公説、こわい=しんどい説などなど。
そんな中でも私が一番しっくりきたのは、七つのお祝いから考えられる「人間の子」説でした。

昔は生まれた子がすぐ亡くなってしまうため7歳までは「神の子」として、もし亡くなっても神様が天に帰ったと表現をしていたそうです。
そのため、7歳未満の子は人別帳(戸籍)にも載せなかったそう。
そして7歳になると魂が定着した人の子として認められ、その事を氏神様に報告をしに行ったそうです。
七五三の由来とも関係している?🤔)

つまり、おめでたい報告しに行くのは良いけど、報告から帰ったらいよいよ人として生きていく。
「人生といふ道はしんどいかものぞ😤」そういう忠告なのかもしれない❓

たしかに人生は辛いことも多いけど、道があるなら前に進むのみ。
否、道がなくても創って進むのみ❣️
今日も私は帰り道は考えずに進むタイプです。🤗

亀戸天神

清々しいほどのまっすぐな道。
🍓「通してくだしゃんせっと🐾」

「通りゃんせ」幻の2番3番の歌詞?

ところで、今回通りゃんせを調べていくうちに、実は知られていない2番3番があるという噂を耳にしました。
2番の歌詞は嫁入り前の生娘の歌。
3番は関所を抜ける歌だとか。
ただし漫画から派生した冥府の細道バージョンや、帰りゃんせという歌詞もあり真実は分かりません💦

そもそも、通りゃんせという遊びは二人で手を合わせ作った門の下を人が次々と潜る。
歌が終わったタイミングで門を下ろし、人を中に捉えるゲーム。
なので、門を通る=関所を通る様々な人のスパイの事を歌った歌とも言われています。
探していけば、各地域によってさまざまなバージョンがありそうですね。

天神様=菅原道真の謎

歌にも出てくる天神様というと、真っ先に学問の神様こと菅原道真公のことが浮かびますが、そう呼ばれるようになったきっかけは何だったのでしょう

また、菅原道真のお墓は九州太宰府天満宮にありますが、ここ亀戸天神社でも祀られています。
一体どんな関係があるのか❓
もう少し調べてみました。

神童と呼ばれたが左遷、死後に神格化

まずは、菅原道真の人生を簡単に説明。

菅原道真さん

子供の頃から頭が良くエリート出世の人気者。
しかし藤原氏の企みで京都→九州太宰府へ左遷。
潔白をひたすら天に祈りながらも、京都に戻れることはなく、2年後に死亡。
その後、左遷の企みに関わっていた7人が死亡
また都では相次ぐ災害や疫病が流行
宮に雷が落ちる。(清涼殿落雷事件
これは菅原道真の祟りじゃ〜💦
怨霊と恐れられた道真公の魂を鎮めるため、京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮で祀られる。

道真さんを陥れた人達が次々と亡くなったり、人の力ではどうしようもできない天災や疫病が立て続けに起こったことから、恐れられ畏怖の対象となったそうです。

ちなみに、北野天満宮と太宰府天満宮はどちらも総本社と言われているらしいけど、ここは触れないでおきます。😅(笑)

菅原道真像

別の神様から天神様を受け継いだ、菅原道真

実は元々、天神様とは天の神様の事を指したそう。
しかし、菅原道真の怨霊を鎮めるために神様として祀られることになり、亡くなった後に天満大自在天神という名前で神格化⁉️😳
また、宮に雷を落としたと言われたことから道真さんは雷神とも結び付けられていたそう。

ちなみに、清涼殿落雷事件の際に菅原道真の家があった桑原だけは落雷の被害がなかったからも、道真さんの祟りだ〜と言われたそう。
そしてこの事からある魔除けの言葉が生まれました。
それが「くわばら、くわばら😏」なんですって。

それにしても、最初は祟り怨霊と言われ畏怖の対象だったのに、学問の神様として崇められたのは生前の並外れた頭の良さや人気の高さが理由なんでしょうね。

お告げで創られた、東宰府天満宮

次に、なぜ縁がない亀戸で道真公が祀られているのか。
それは、太宰府の神主をやっていた菅原道真の子孫がある日お告げを受けた事が理由らしい。
「東にも天神様をお祀りしなさい❗️🫵🏻😠」
そして、できたのが東宰府天満宮こと亀戸宰府天
その後、昭和11年に亀戸天神社になったそうです。
意外に、あっさりとした理由ですね💦

※ちなみに、天神社は日本に約1万2000社ほどありますが、全てが菅原道真を祀っているというわけではないらしいです💦

道真さんと藤との相性

ところで、調べていく中で面白いキーワードが出てきました。
なんでも菅原道真と藤は相性が悪いらしい⁉️
その理由は、道真を陥れたのが藤原氏だから。
なので、名前に藤がつく人が行くのは良くないなんて噂もありました。

でも、亀戸天神といえば藤まつりなんですよね😅

亀戸天神

境内にはとても広い藤の木コーナーがあり、初夏の頃は藤の紫色💜で染まるらしい。
大人気ヒットした鬼滅の刃では、藤は鬼が嫌う植物として決戦の舞台では藤の花が描かれているらしい。
そのため、藤の季節はコスプレ撮影地としても人気が高いそうです。

この藤は亀戸天神の初代宮司さんが植えたとの噂でが、なぜ藤だったのでしょうね❓

亀戸天神藤の木

古くは数々の浮世絵にも描かれた、亀戸の藤。
来年こそは私も実物を見たい❗️と意気込む💪🏻.

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3つの橋、過去・今・未来へ

亀戸天神は入口の鳥居から本殿までまっすぐ進むと、3つの橋を渡ります。
これは、池と橋を人の一生に見立てた、三世一念の理というそうです。
渡るごとに心が清めらるという意味が込められてます。

ふと、ここでまた通りゃんせの歌を思い出す。
「行きはよいよい 帰りはこわい」
確かに過去から未来へ⬆️は進展でいいけど、
未来から過去に戻るの⬇️は衰退みたいで怖いね💦
なので、帰りは橋を渡らず横の道から戻りました😅

過去の太鼓橋「男橋」は生きてきた過去を。

亀戸天神

次の「平橋」は今現在を。(写真撮り忘れました💦)
ちなみに、男橋と女橋の間には水や芸能の神様の弁天社があります。
亀戸の名にふさわしく、池には沢山の亀さん🐢が天気の良い日には日向ぼっこ。

亀戸天神

最後に本殿前には未来の太鼓橋「女橋」があります。

亀戸天神

この女橋とチラ見えする本殿の赤が青い空に映えてお気に入りの景色。😊
女橋を渡り切り未来へ着くと、案内板も未来的な電子版でした。

亀戸天神

手水舎・神牛

本殿前には手水舎。
手水舎では龍神をよく見かけますが、こちらは綺麗な尻尾の生えた亀

亀戸天神

金魚の尻尾みたい。
伝説的な神獣かと思いきや、おそらくこちらは蓑亀(みのがめ)かな❓🤔

亀戸天神

蓑亀は、長生きして甲羅に藻が付着した亀のことをいい、特に尻尾が生えた様な亀は「長寿を象徴する縁起のよいもの」として珍重されたそうです。

そして、本殿向かって左には神牛がいます。

亀戸天神

病を治したり、知恵を授けてくれるという神牛ですが、菅原道真を祀る天神社ではこの神牛をよく見かけます。
実は道真さんは丑🐄の年生まれで、生前も牛たちに沢山危機を救われたそうで、とても大切にしていたそうです。
そんなご縁もあり、牛は天神様の神使なんです。
他にも菅原道真像や灯籠や碑など、沢山の見どころがあります。

亀戸天神

本殿では、これからも沢山の面白いモンに出会い学ぶ楽しさにが途切れない様、お祈りしてきました。🙏🏻

道真さんおみくじ&御朱印

本殿向かって左の大きな社務所では、お守りや御朱印がいただけます。
きっと受験前シーズンには合格祈願者で溢れることでしょう。

亀戸天神

私は御朱印をお願いしている間に道真さんおみくじ。
上手く折れてますよね。
大吉で内容もなかなか良いこと(思いあたる事)が書かれていました✌🏻😊

亀戸天神

御朱印は久しぶりの直書き。

亀戸天神御朱印

そして、私は御朱印も一緒にいただくおまけを密かに楽しみにしています❣️
亀戸天神では華やかな絵葉書と飴ちゃんでした。

亀戸天神御朱印

その飴ちゃんも亀戸天神と縁のある絵柄。
一番下のはピングーではありませんよ😅
幸運を招く鳥鷽(うそ)
亀戸天神では「鷽替えの神事」という行事があり、これまでの悪い事が「嘘(うそ)」になり吉運を招いてくれるそうです。

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撮影台でベストショットを狙え!

境内のあちこちからはスカイツリーが見えますが、特に本殿から見える姿はなんとも不思議な光景。
そんなベストな場所に、撮影用の台が2箇所設置されているので一人で行っても記念写真が撮れます❣️

では、早速📸
こういうのは恥ずかしがったらいけません。😤
日本一の高みスカイツリーを掴んでやるぅ❗️

亀戸天神

と手を伸ばしてみるも、意外に難しい💦
高い所のモンを手に入れる事は簡単ではないという事でしょうか?
これからも地道な努力を続けましょう。

もう一箇所。
本殿目の前で撮った方は少しそれっぽく撮れたかも❓
巨大チェス♟️🤏🏻みたいですよね。(笑)
🍓「狙った獲物は逃がさない❤️チェックメイト😘」

亀戸天神

亀戸天神社の詳細

常に人がいるのに、ガヤガヤ感はなく、穏やかな雰囲気がとても良い亀戸天神社。
本当に、来年こそは藤まつりを見に…😂

東京都江東区亀戸3丁目6番1
03-3681-0010
亀戸駅・錦糸町駅より徒歩15分
都バス亀戸天神前下車すぐ
駐車場無料 ⚠️祭りの期間は混み合うため注意
開門・閉門:6:00〜17:00
社務所:8:00〜16:00
公式サイト

亀戸天神社、結構なおてまえでした★

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なつめいちご
  • なつめいちご
  • 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。
    ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、
    一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ!
    なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ!
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