深川不動尊&富岡八幡宮@東京【もんなかパワスポ】

757

最近、東京メトロ24時間というお得な乗車券にハマっています。
初乗り区間(180円)でも4回乗り降りすればモトが取れてしまうという優れモノ。
東京メトロ線全9路線で利用可能なので、いつもと違うルートで乗り継ぎながらの旅も楽しい。

そして、今まで何となく気になっていたけど素通りしていた駅に降りての散策も楽しい。
という事で今回は、もんなかこと門前仲町にある深川不動尊と富岡八幡宮のおてなみ拝見。

広告

深川不動尊 (成田山東京別院)

東西線「門前仲町」駅1番出口から徒歩2分。
街中に真っ赤な鳥居が目立ちます。

深川不動堂 (成田山東京別院)

鳥居=ここから先は聖域という目印で一般的に神社で見かける物ですが、実はお寺でも見かける事がある。
その理由は「神仏習合と神仏分離」の影響と最近学んだ。

深川不動堂 (成田山東京別院)

短い参道だが、和物雑貨屋さんやお洒落な飲食店が並び良い雰囲気。

実は今年は、6年ぶりの深川八幡祭り(水掛け祭)が開催された。
その準備等で適度な賑わいがありつつ、まだ少し落ち着いた雰囲気。
(祭当日はきっとものすごい事になっていたのでしょう)
すぐに深川不動尊に着き、境内へと入る。

旧本堂と本堂

境内敷地は真四角で、中に入ったらすぐに手水舎。
その先に常香炉と本堂があるのですが…

成田山深川不動尊 境内案内図

ワタクシ、ブログ書きながら境内図を見て今更ながら自分の失態に気づきました!
何かと言うと、まずは手水舎でお清めしました。(問題なし)

深川不動尊手水舎

常香炉で、もにゃもにゃ。(問題なし)

深川不動堂 境内

そして本堂で、もにゃもにゃ。(問題なし)

深川不動尊旧本堂

問題はこの後です!!
その左横にある梵字がビシーッと張り巡らされた謎の建物を発見。

深川不動堂 本堂

「(ナニコレ?!耳なし芳一みたい、怖っ!お札とか買わされそう。近寄らんとこ!)」

しかし、何を隠そう実はスルーしたこの建物こそが本堂、そして先ほどのは旧本堂だったのだ。
本堂中は写真撮影NGですが、「祈りの回廊」という約1万体のクリスタル五輪塔が奉安されてる回廊があったり…
おねがい不動尊、みまもり不動尊、日本最大級の格天井画「大日如来蓮池図」などの見どころが満載。
それらを、“全て見逃した”のです。
再訪の楽しみができたと前向きに捉えよう!(笑)

願掛けパワースポット、深川龍神

そんな梵字だらけの本堂の左脇、手水舎の奥にはお水とドラ。
こちら、深川龍神

深川龍神

龍神は水を司り、農業や水産業が豊かになるなどのご利益がありますが、こちらは他のお願い事も聞いてくださる願掛けパワースポットとして有名。
目の前のテーブルにはお札とかペンが設置してあるので、初穂料100円をお納めしてお札に願いを込めてカキカキ

深川龍神

①願い事を書きます
②水鉢の前に進み
③水鉢の上に浮かべます
すると、あ〜ら不思議!
願い札は水に溶け、龍神の許に届くといわれています。

深川龍神

龍神「届いたけど、叶えるかどうかは別な!」
龍神像をみていたらなんだかそう言われた気がしたので、水辺のドラを念入りに鳴らす。
「(おねしゃーす)ゴーーン!」

それにしても、お札はすぐに溶けるしペンの色で水が濁ることもないのがとても不思議ですね。

開運・出世のパワースポット、開運出世稲荷

深川龍神の向かい、本堂を前に見て右側エリアにはもう一つ有名なパワースポットがあります。
その前に御朱印や護摩木の授与所で大きなワラジ発見!

社務所

よく見ると、大きなわらじには「小さな絵馬付きわらじ」が沢山ぶら下がっている。
足腰の健康を願い、ここにかけても良いし、持ち帰っても良いらしい。

また、とっても可愛い「願掛けきつね」も並んでいる。
彼らの行き先は、隣の真っ赤な提灯とノボリの先。
開運出世稲荷神社

深川開運出世稲荷

赤一色ですが、横浜のランタンナイトのような華やかな雰囲気。
入口でこちらのお線香をいただきました。

深川開運出世稲荷

火種は見えないけど香炉の灰の中で燻っており、ジワジワと火がつき燃えるらしい。
ビジネスマンたるもの、時には燻っていてもやり切らなければいけない。
その燻りを乗り越えた者が出世するとか、しないとか?
(色々な場面で出世できますよ〜に!)

深川不動尊の詳細&御朱印

千葉県成田市の大本山成田山新勝寺の東京別院であるこちらのお寺。
元々は、神仏習合が行われていた江戸時代に、富岡八幡宮(創建当初は「永代嶋八幡宮」)の別当寺(べっとうじ)としてたてられた永代寺(えいだいじ)が明治時代に神仏分離により廃寺。
別当寺=神社を管理するために置かれた寺のこと

その跡地で再興されたのが、現在の深川不動尊となります。
つまり、神社の中の一部にお寺がある。
だから、お寺なのに入口に鳥居があったのですね。

また、この辺りの地名「門前仲町」の由来は、旧永代寺の門前という意味から付けられたそうです。

成田山深川不動尊の御朱印

御朱印は300円だった記憶(汗)
私は通常のをいただきましたが、月替わりや限定などカラフルな御朱印も多い。

それにしても、つい最近ブログに書いた江の島大師も、神仏習合→神仏分離で廃寺→その後別のお寺の別院として再興しており、同じような流れを辿っていましたね。
神仏分離の時に廃寺ではなく、最初から分離にすれば問題にならなかったのでは?

やさしい射的屋さん

と言うことで、次はここから東の「富岡八幡宮」に向かいますが、途中の「やさしい射的屋さん」がどの様に優しいのか気になりました。
子供よりも大人が多かったので、皆社会で疲れた心に優しさを求めているのかもね?

深川不動尊
東京都江東区富岡1-17-13
03-3641-8288
開扉時間:8:00〜18:00
※内仏殿参拝時間などは公式サイトをご参照ください。

広告

富岡八幡宮(深川八幡宮)

深川不動尊から数分、深川公園を超えた先に富岡八幡宮の西鳥居があります。
(正面鳥居は、東西線と並行した永代通り側)

富岡八幡宮

深川の八幡さま、江戸最大の八幡さまとも言われています。

事件で参拝客10分の1に激減、現在は?

そんなに広くないな〜と思っていたら、本殿より東側の弁天池の方に末社が沢山あったのですね。
深川不動尊に続き、富岡八幡宮でも見逃しました

富岡八幡宮 境内案内図

八幡様のご祭神は誉田別命で、ご利益を調べると“あれもこれも”で多方面に渡る。
さらには、大相撲の元となった江戸勧進相撲発祥の地など、色々ありすぎて逆に「これ!」と特化した目立つものがない気がする?

しかし、富岡八幡宮で検索するとやたらと出てくる事件というワードが気になったので調べてみたところ…
割とここ最近にトンデモナイ事件があり、現在はご利益よりもそちらの方が目立つてしまっている様子。

富岡八幡宮手水舎

とはいえ、その時は私は事件の事はつゆ知らず、普通に明るく活気のある境内だな〜と思いながら散策。
神社としての信頼など今後は、手水舎の鳳凰の様に蘇ると良いですね。

富岡八幡宮本殿

2018年の初詣では参拝者が10分の1に。
その後コロナ等もあり、以前の賑わいからは程遠いのでしょうが、この日は夏休みのためか参拝者もチラホラ。
真っ赤で綺麗な拝殿に、空が青くとて清々しい景色でした。

深川八幡祭(水掛け祭)

赤坂の日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭、そしてこちらの深川八幡祭を「江戸三大祭り」と呼ぶ。
毎年8月15日に開かれる水掛け祭では、絢爛豪華なお神輿の担ぎ手に向かって、沿道の観衆から清めの水が飛び交うらしい。
そんな有名なお祭りが、2023年には6年ぶりに開催されました。

富岡八幡宮神輿庫

残念ながら、お祭りの様子は見れなかったのですが、正面鳥居からの参道の途中では沢山の御神輿が見える。

富岡八幡宮神輿庫

こんな素敵な御神輿にお水をかけるのは躊躇しそうですが、御神輿の担ぎ手と水を掛ける観衆が一体になりとても盛り上がるお祭りとのこと。

富岡八幡宮鳥居伊能忠敬像

正面鳥居付近には伊能忠敬像。
実は伊能忠敬さん、前に千葉の佐原の町並みで見たお家とは別に、深川界隈に居住していたこともある。
そして、測量に出かける際は、安全祈願のため富岡八幡宮に必ず参拝に来ていたそうです。

富岡八幡宮の詳細&御朱印

ちなみに、神奈川県横浜市金沢区にも同じ名前で源頼朝が創建に関わった「富岡八幡宮」がある。
横浜の方が古く別名は「波除八幡」。
実はその分社が、ここ深川にある富岡八幡宮(別名:深川八幡宮)なのだ。
横浜は鎌倉幕府の鬼門除けとして建てられた神社で、拝殿も奥宮の様な静かな厳かさがある。
そちらもいつか参拝してみたいと思います。

富岡八幡宮の御朱印

御朱印は初穂料500円で、画像左のミニクリアファイル付き。
限定の深川八幡祭バージョンは、立派な御神輿と、掛けられるお水と、笹の葉が夏らしく素敵な御朱印です、

富岡八幡宮鳥居

色々あった深川八幡宮ですが、私はこの江戸っ子下町感漂う雰囲気がとても気に入りました。
深川不動尊と併せて、今回見れなかった場所にもまた行ってみたいと思います。

富岡八幡宮(深川八幡宮)
東京都江東区富岡 1-20-3
03-3642-1315
御朱印時間:9:00〜17:00

深川不動尊&富岡八幡宮、結構なおてまえでした★

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


なつめいちご
  • なつめいちご
  • 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。
    ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、
    一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ!
    なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ!
    人生楽しんだもん勝ち!