割烹宗㐂@神奈川【三崎まぐろ尽くし特別ランチ】

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三浦海岸で素敵な海景色と、日向ぼっこをする大根を眺め、お腹の虫が大合唱を始めた棗さん。
ついに「みさきまぐろきっぷ」の本気の見せどころ「まぐろまんぷくきっぷ」の出番です。
選んだのは、お店が集中している三崎港より手前にある割烹宗㐂(むねよし)
いざ、おてなみ拝見!

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京急線終点「三崎口駅」

京急線は堀ノ内から二手に別れますが、半島の南まで降りる線の終点が「三崎口」駅になります。
さらに南や西を巡るには京急バスの利用となりますが、とりあえずまぐろきっぷで来れる三浦半島最南端の駅に到着。

浦賀とは違い三崎口駅は観光地感も出ており、珍しい自販機発見!∑(゚Д゚)
三浦半島 パンと畑の直売所

三浦半島パンと畑の自販機

パンに紛れて海苔が入っていたり、卵+パン、野菜+パン、ご当地グルメセットなど販売中。
お土産を買い忘れても帰り際にここで買えますね。
(包装なしだけど、これこそ本当の地元の味?)
パンがすごく美味しそうで、危うく手を出しかけましたがグッと我慢。
だって、これから三崎のマグロだもん♡

駅を出たら、2番線乗り場の京急バスへ。
みさきまぐろきっぷを待ってる人は乗車券は不要。
降りる時もきっぷor画面を見せるだけで楽チン。

バス停「天神町」すぐ

乗り合わせた他の観光客の皆さんは三崎港へ向かいますが、私は少し手前の「天神町」というバス停で降りる。
ちなみに、平日であればこの一つ隣のバス停「三崎東岡」の近くにある三浦市役所でマンホールカードをいただけます。
(しかし今回私は三浦市観光インフォメーションセンターでいただいたので、市役所には行かず。)

割烹宗㐂行き方

天神町バス停近くの信号を左に入り少し、民家が並ぶ道を少し歩くと…
目的地に到着。

割烹宗㐂外観

なかなか雰囲気がありそうな割烹料理屋さん。
どんな料理が出てくるのか楽しみです。

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宗㐂(むねよし)の店内

入口で靴を脱ぐ、つまり全席座敷
店内にはおそらく歴史がありそうな古道具があちこちにあります。

割烹宗㐂店内

よく見るとあちこちにサインも…

宗㐂店内

私が到着したのは13時過ぎ、丁度皆さん食事を終えて入れ替わりで出て行く。
そして昼の部が14時までなので、この数分後に入店しようとした方は断られていました。(汗)
入店が間に合い、しかも貸切状態で1時間ゆっくり食事ができてベストタイミングだったみたい!

入店時に“まんぷくきっぷ”の利用を伝えると、こちらのカウンター座敷に案内をされましたが、何やら広々とスペースを取られている。
その理由は後ほど判明。

宗㐂カウンター

普段割烹料理屋さんなんて、なかなか行かないので楽しみがどんどん膨らむ↑

宗㐂(むねよし)のメニュー

今回はまんぷくきっぷ専用のランチですが、料理を待っている間、他のメニューもチェック。

らんちメニュー・おすすめ

刺身定食、天ぷら定食 各990円
天刺し定食 1650円
にぎり寿司 2200円
うな重 3630円
親子丼 770円
まぐろ三食丼 880円
うなぎいなり 660円
あじフライ定食 880円

むねよしメニュー

定食類はリーズナブルですが、にぎり寿司やうなぎも気になりますね。

宗㐂メニュー

そして、単品メニューもまぐろだけでこの数!
凄い。

三崎まぐろ料理

実は、今回私が宗㐂さんを選んだ1番の理由は、マグロの色んな部位が食べられるから。
壁のメニューには胃袋・白子・頬肉・心臓・皮・尾の身・血合いなどありますが、果たしてまぐろきっぷランチでは何が出てくるのでしょうか?

まぐろまんぷくきっぷ特別ランチ

港で海鮮丼やお寿司も素敵ですが、今回私が選んだ宗㐂さんは、まぐろ尽くしのセット。
その内容がこちら(ドドン!!)

みさきまぐろきっぷランチ宗㐂
まぐろキップ御献立

胃袋酢味噌和
三浦カツ(大根フライ)
心臓バター焼き
まぐろ三色丼
地魚あら汁
まぐろアイス

足りない方はちょい足し追加メニューもありますよ。
しかし、足りないなんて言わせない充実の内容。

胃袋酢味噌和

最初に出てきたのは、マグロ胃袋です。

むねよし鮪の胃袋酢味噌和え

もっとセンマイやミノ刺しみたいなコリコリ食感かと思いきや、めちゃくちゃ柔らかい!
そして酢味噌は、酢も味噌も強すぎず食べやすいので、酢味噌が苦手な方も美味しいと思うに違いない。
ビール呑みたくなるけど、今回は我慢。

宗㐂マグロの心臓バター焼き

また、マグロの胃袋は、ネギ塩焼きやチャンジャ、モツ煮等のレシピもおすすめらしい。
確かに、弾力が強めのホルモンって感じもします。

三浦カツ(大根フライ)

次に、三浦でフライというとよくうらりマルシェで食べたマグロカツのイメージですが、こちらは大根。
マグロは上にちょこんと乗ったお味噌で活躍。

三浦大根のフライまぐろ味噌かけ

今回のメインは三浦大根
三浦海岸で干されなかった、みずみずしい方の大根。
衣はしっかりザクザクフライなのに、噛むとジュワッとおでんの大根の様にみずみずしさがあり、初めての食感でした。

三浦大根のフライまぐろ味噌かけ

こんなにみずみずしいフライは初めて〜

心臓バター焼き

さて、カウンターで広くスペースを取られていた理由、それはバター焼き用のコンロのスペースでした。

むねよし店内

すき焼き鍋の様な釜の中に入ったバターで焼いて食べる、マグロの心臓は2種類。

むねよし鮪の心臓バター焼き

赤は心臓の三角の部分、ピンク色は心臓の弁の部分でらっきょうみたいな形らしい。
そしてなんと、あの巨大なマグロから獲れる心臓の大きさはわずか大人の拳ほどのサイズで、とても貴重な部位なんですって!
さらに驚くことに、両方生でも食べれる。

鮪の心臓バター焼き

まずは赤い方から、ごま油を絡めて生で。

宗㐂マグロの心臓刺身

懐かしい大好物のレバ刺しを思い出しますが、レバーよりも臭みがないクリアーな味。

では、次は焼き。
「焼きすぎると硬くなるので気をつけて」とのアドバイスに従って…

三崎まぐろ心臓バター焼き

中は半生くらいで、いただきまーす!(^O^)

宗㐂マグロの心臓バター焼き

益々レバー感が強くなりましたが、私は断然生の方が好みだったので残りは全て生でいただきました。

次にピンク色の心臓をいただきますが、見た目も感触も先程の赤色とは全然違う。

宗㐂マグロの心臓刺身

生で食べるとこんにゃくの様な強い弾力で、隠し包丁の理由がよくわかる。
こちらは焼い方が好きだったので、バターと玉ねぎとよ〜く絡めて美味しくいただく。

三崎まぐろ心臓バター焼き

以前、箸が止まらなくなって全部生で食べきってしまい、“心臓だけ追加注文した人もいる”とお店の方が仰っていましたが、その気持ちよくわかります。
生もバター焼きも、あともう2皿ずつでも食べた〜い。
でもこのセットにはまだメインがありますからね!

まぐろ三色丼

心臓焼きと並ぶもう一つのメイン、三崎といえばやっぱり大きなマグロがのった海鮮丼♡

宗㐂まぐろ三色丼

なぜかクリスマス風(笑)
丼が小ぶりに見えますが底が深く、ご飯はたっぷり入ってます。
そして、よくお刺身に付いてるこれはタンポポじゃなくて食用菊。
ちぎってお醤油に咲かせます。

刺身の菊の花

(数枚散らすのが綺麗なのに、欲張りな性格が現れて入れ過ぎました)
わさびを溶いたら、豪快にぶっかける。
分厚いマグロを、豪快に口に入れる!

むねよしまぐろ三色丼

んん〜旨い!
分厚いマグロが4切れ、そして炙り2切は中が生なのに表面が香ばしい。

三崎マグロ炙り

主役のマグロに負けない、ネギトロ、玉子、かまぼこ、そして三浦野菜の漬物と全てのバランス良い。
単品メニューで3色丼は880円ですが、この様子だと四色丼1650円もかなり期待できます。

地魚あら汁

お味噌自体はあっさりなのに、地魚のあらの旨味と脂が甘味すら感じます。

よしむねあら汁

身もゴロゴロ入っていて美味しい。
入ってるお魚を食べながら当たるの、楽しいよね。

まぐろアイス

そして最後に〆のデザートですが、なんとここまでマグロが!
ピンクのアイスクリームですが、味はストロベリーやピーチじゃないんです。
なんとマグロが25%入ってるらしい。(お店の方談)
つまり、上に乗ってる緑色はワサビ

マグロアイス

最初の一口目はかなりドキドキでしたが、食べてみるとチーズの様な不思議な濃厚さにワサビがさっぱり。
意外にいける♡( ゚д゚)

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割烹宗㐂の詳細

最初から最後まで徹底したマグロ尽くしの特別セット。
今回初食の希少部位「マグロの心臓2種類」。
全て「みさきまぐろきっぷ」がなければ出会うことがなかった味なので、本当に感謝です。

最後に、もし普通に頼んだらいくら位かかるのか公式サイトやグルメサイトを参考に計算してみました。
★はセットでは半量位と想定し計算
胃袋酢味噌和 600円★→300円
三浦カツ(大根フライ) 440円★→220円
心臓バター焼き 1100円★→650円
まぐろ三色丼 880円
地魚あら汁 150円
まぐろアイス 495円★→250円
(推定)合計2450円

これが、スマホの画面を見せるだけで食べれました。
往復電車+バスフリーパスにこの食事で3660円、ちなみに、この後更にお土産を貰いにいきます。
つまり、みさきまぐろきっぷがどれだけお得なのか伝わることでしょう。

割烹宗㐂
神奈川県三浦市城山町19-1
046-882-1898
営業時間
昼:11:00 ~ 14:00(L.O. 13:30) 
夜:17:00~22:00(L.O. 21:00)
定休日:木曜
公式サイト

割烹宗㐂のまぐろ尽くしコース、結構なおてまえでした★

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なつめいちご
  • なつめいちご
  • 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。
    ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、
    一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ!
    なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ!
    人生楽しんだもん勝ち!